オーストラリアの看護師あるある

この記事では、正看護師資格の取得とビジネスビザや永住ビザ取得が比較的簡単な、オーストラリアの看護師のあるあるについてです。オーストラリアの看護師はユニフォームで出勤し、手術室などを除いた一般病棟などではそのまま勤務に入ります。病院で着替える時間を削れますが、家で洗濯しなくてはならないため数ドルの洗濯代が支給されるのです。また、申し送り中に朝食を食べたり、コーヒーを飲んだりと日本での申し送りより、リラックスした雰囲気となっています。

さらに、時間内に仕事が終わることも特徴でしょう。プライベートを大切にするオーストラリアならではで、日勤が午後3時半に終わるため買い物をして帰宅、ゆっくりと夕飯を準備できます。この働き方は新人看護師もベテラン看護師も全く同じで、時間通りに帰宅することが可能です。むしろ、時間内に仕事を終わらせられるのは、タイムマネジメント能力が高いと評価されます。残業するほど頑張ってるとみなされがちな日本とは、大きく異なる部分と言えるでしょう。

プライベートの充実に関連して、教育係や看護研究のような仕事はありません。新人教育には専任の教育係がつきますし、看護研究は研究だけを行う看護師が存在するため業務をしながら研究を行うことはないのです。そして、体調不良の際は働けない制度になっています。正社員であれば、有給できちんと休みを手配してくれるのです。制度が整っていると体調が悪くなったらどうしようとの不安がなくなり、気持ち的にもとても楽になるでしょう。

海外で働くメリットについて

看護師が海外で働くとメリットが多く、やりがいや充実感を感じられる可能性があります。看護師の仕事は医療に関わる職業なので、専門性が高く活躍の場はたくさんあります。例えば海外の病院に勤務したり、国際協力の現場で活動したりするなどの道が考えられるでしょう。保健衛生の分野は国や文化などの違いに関係なく、どのような場所でも必要とされます。そうして自分の持つスキルや知識を活かして働く経験を積むことで、仕事に対する高い満足度を感じられるのです。

また、様々な文化的背景を持つ人々との関わりを持つことで、語学力の向上だけでなく異文化理解を深めるまでの成長に繋がります。このことは、日本に帰国した後のキャリアにも役立つはずです。海外での働き方は、文化や価値観の違いに不安を感じたり、治安の良くない地域では危険が伴ったりするイメージがあるかもしれません。しかし、困難な状況を乗り越える経験を積むことによって社会人として成長することができるという魅力もあります。そのような点から考えると得られるものが多く、自分のキャリアを充実させるために意義があると言えるでしょう。

特に近年では国際社会全体でグローバル化が進み、優秀な人材は世界各地で求められています。例えば医療体制が整っていない国や地域では、看護師が派遣されることで開発援助という視点からも価値が高いはずです。よって貧困、保健衛生、経済格差など数多く存在する地球規模での課題解決にも貢献することへとつながっていくでしょう。
このように、海外で働く看護師のメリットはたくさんあるのです。